シャンドラ・マナイアの前に・・・
私が行った数回のギルド運営について書こうと思う。
これまで複数のMMOに触ってきて
他者のギルドに所属することもあったし、
自らギルドマスターになって運営することもあった。
でも圧倒的にソロギルドにいることが多かった。
ギルドというのは人生の過程も価値観も年齢も一切合切違うもの同士が、
ちょっとの目的を共有するだけで一緒になる場所。
ギルドはゲームという土台がある前提で成り立ってるもの。
それはリアルより大事か、重要視すべきか、まともな態度で臨むべきかは
人それぞれで違ってくる。
私はリアルもゲームも真面目にまともにやりたかったし、
ゲーム内の人間でも相手は「生身の人間」であるから、
真摯に向き合いたかった。ほぼすべての人と。
だからといって相手もそうとは限らない・・・。
関係性はパソコンの電源を切らずとも、
ゲームをオフラインにしてしまえば簡単に終わってしまうから。
私は数々のギルドの爆散（喧嘩等で）・解散・マスター行方不明（失踪）・
自然解体状態・・・そんなものを経て、
マスターが軸となり、ある程度のルールを敷いていけば
ギルドがまともに運営できるのではないかと考えていた・・・。
まずは目的にあわない人をはじめから排除する事。
どういう目的の集団にしたいかを掲げること。
禁止事項・注意事項をギルド募集文に並べまくって、
長く堅苦しいその文章を読み切って、了承できる人のみ加入・・・
という手筈をとった。
もちろん「ギルドの禁止事項を見ましたか？」という事前面接も行ったし、
他のギルドより注意・禁止事項が多かったから、
それを注意深く最後まで読んでくれる集中力のある人だったり、
真面目な人が入ってきてくれると思っていた・・・。
思ってた・・・。でも・・・。
やっぱりダメだったんだよね。
挨拶は絶対。と掲げても挨拶はしない人もいるし、
固定はダメ。と言っても固定PTは組むし。
そのたびに「注意見たよね？」と確認・・・。
ナンデコンナコト、イチイチ言ワナイトイケナインダ？
一番いやだったのはギルハンが上級IDへの踏み台になること。
野良PTで失敗してご指摘を受けたくない人が、
ギルハンで練習しまくっていっちょ前にクリアできるようになったら、
野良でサクッとクリアしてくる。
ID入場にはクールタイムが存在するから、
野良でクリアしてきたギルメンはギルハンに参加しなくなる・・・。
するとどういうことがおきるか？
私はずっと上級IDに対する練習PTを
ギルハンで開催し続ける羽目になる・・・。
別に私自身は練習ＰＴは暇がつぶせるからいいとは思うんだけど、
「ギルハンを練習ＰＴに利用する人間が嫌だった。」
騒音問題とかもそうなんだけど発生する音が嫌なわけじゃなくて、
「その音を発生させてもなんとも思わない迷惑人間」が嫌になる、
そんなかんじかな。
どんなことをしてもうまくいかない。
というか、数々の「ちょっとくらいいいだろう」
というギルメンの行動が崩壊への序章。
私が作成したギルドは三か月くらいで爆散。
これまでのＭＭＯ人生で５回くらい作ったかな。
そのたびに私はなぜにギルド運営をやめようとするかを
語ってから解散したけど、
多分、誰にも刺さってなかったと思うよ、私の言葉は。
だって、たかがゲームだから。しょせんゲームだから。
ゲームをオフするだけで消え去る人間関係だから。
それだけではない。
名前をかえたら、キャラを変えたらさようならだから。
ということで私は誰かのギルドに参加して
ギルマスが苦悩するのを見るのも嫌だし、
逆に軽すぎるギルドマスターは
「一体何がしたいんだろう」って思ってしまうし、
色々思いめぐらすことが多いからソロギルドが気楽でいい、
となる。
私は伴侶とＭＭＯで出会ったし、
ゲーム内からリアルにつながる関係があると思っていた。
実際、自分がそうだったから。
だから真面目に考えてしまっていた。
もしかしたら今画面上で話してる人は
数年後に隣にいるかもなんて・・・。
でも、もう無理かなって思う。
FF14でも結局ソロFC。
ただ、色々とかるーく考えられるようになった。
私が得たものはそれ。
かるーく、適当に、こんなんゲームだし・・・そんな感じ。
今後、かつての真面目な自分と似たような思考の人と
ゲーム内で出会えるかどうかはわからないけど、
その時がきたら、その人の事は大切にしたい。
あれ、何書いてるのかわからなくなってきたからオワリｗ
